やまぐろノート

記録的日記

財布を紛失した顛末

不注意で財布を紛失し新たに復活するまでの出来事を、同じように財布を紛失した方やこの先に同じ失敗をやらかした時の自分の為に記しておく。

大まかな流れしか書かないので詳細は自分で調べてみてください。

 

始まりは9月上旬、友人に相談があり私の仕事終わりに会うことにした。

22時にコンビニに寄った後公園に行き暫く話をし日付が変わる前に解散した。

次の日、職場まで徒歩で出勤している私は昼休憩の時に財布がないことに気づく。

最後に財布を使ったのは昨夜のコンビニで、公園の駐車場で車から出る前に「財布いるかな.....いらんか」と話していた記憶があるのでその時までは持っていたのだろう。

おそらく財布を膝の上に置いたまま車から降り、下に落ちたのに気付かず車を離れて帰る時も気づかなかったのだろう。そんなに気づかないことがあるのかと思ってしまうが、どこにもないのでそういうことにしておく。自分で自分が信じられないしこういう人間だったのかと残念な発見をしてしまった気がする。

 

私が失くした財布の中で手続きした物を手続きした順でそれぞれ書いていく。

 

1.クレジットカード

とりあえずクレジットカードを利用停止しようとしたが、後に書くあることが要因で利用停止を渋っていた。利用停止すると解除ができず再発行になることを知り尚更、もう少し探してからにしようとしていた。しかし職場の人から「使われるよりはマシ」という言葉を聞きカード会社に利用停止をしてもらった。再発行のカードは1週間後に届き、公共料金等の支払いや引き落とし口座は自動的に新しいカードに切り替わるらしい。通販やサブスクの支払い先を変更するのが面倒だった。

 

2.免許証

紛失が発覚した2日後夜に警察署に遺失物届を出した。財布の中に入っていたものを書くのだがいつもカード払いなので、現金はお札が入っていたが金額までは覚えておらず千円札一枚だけ書いておいた。夜で窓口が開いてないので後日遺失物届受理番号表をもらいにくるようにと言われた。後日会計課の人に伝えると5分ほどで受理票を渡され、ここでは免許の交付はできないので免許センターに行ってくださいと言われた。書類を書いたりするかと思ったが遺失物届の番号と名前を言うだけであっという間に終わり拍子抜けした。休みの日に朝早くから免許センターに行った。更新の人で駐車場はいっぱいだったが再発行だけなら書類を書いて証明写真を撮るだけだったので30分程度で新しい免許証を貰えた。

 

3.保険証

社会保険に入っているのでまずは会社の人事部に聞き再発行申請書を書いた。あとは本社に送るだけだと言われ、「え?それだけ?」と不安になった。その後免許証と一緒に受理票を発行してもらった。

 

4.キャッシュカード

通帳は持っているのでキャッシュカードのみ利用停止してもらった。見つかった場合解除できるが、再発行となると千円かかると言われ引き出す時に使う口座は通帳でも引き出せるのでしばらく無くてもいいかと思っている。

 

5.カードで予約した商品、応募したチケット

カードを利用停止する時に渋っていた要因はこれである。オタクには死活問題である。まず予約商品だがこれはアマゾンの注文情報のところに「支払方法を変更する」という項目があったので杞憂で終わった。しかし一番の不安要素が応募したチケットだった。応募の際に名前とカード番号を入力していて、もし当選した場合カードは利用停止になっているので引き落としができずキャンセル扱いになるんじゃないかと思った。当落発表が4日後に控える中、ローチケに電話で問い合わせようとしたがコロナの影響で電話受付はしておらず、メールは返信に1週間かかりそうなので当てにしないことにした。一か八かでマイページからカード情報を母の物に変えてみた。ここで変えたカード情報が応募している情報に反映されるかはわからなかったが、メールを待って入金期間を逃したらやるせないと思った。

(追記)公演が延期になり応募した人すべてが落選扱いとなった。これに限っては運がまだ残ってたと感動した。

 

6.ポイントカード

Tカードの利用停止を電話でお願いしたら、新しいカードを店頭でもらって電話で前のカードのポイントが移行できるらしい。T‐SITEに登録していてよかった。新しいTカードを店頭にもらいに行ったときに「住所が確認できるものはお持ちですか」と言われて、身分を証明するものが何一つなかった私は煽られてるのかと思った。現金しかもってなかったので「出直してきます」と言ってそそくさと帰った。後から調べたらポイント機能だけなら身分証なしでできるしネットでも作れるらしい。レンタルするなら身分証を持って出直してきたほうがいいとのことだったので後日出直すことに。免許証が出来た後にツタヤに行くと店員がレジで新旧カードのポイント移行をしてくれた。電話でやるのかと思っていたので「そんなあっさりできるんかい」と思った。

PontaカードはなぜかおさいふPontaを持っており、プリペイド機能は使わずポイントを貯めるだけのカードとして使っていた。カスタマーセンターに電話したら利用停止はしたので一度おさいふPontaを退会してくださいと言われた。教えられた番号にかけると利用停止をしているなら退会ではなく新しいカードを貰って前カードのポイント移行手続きをすると言われ、こちらは「新しいカードを店頭でもらってから出直してこい」だった。

どちらも新しいカードを貰ってきたら前カードのポイントは移行できるらしい。TカードはT-SITEに登録していることが条件らしいが。

 

7.ファンクラブの会員証

この会員証にはICチップが入っているわけでもなくただただご満悦になれるだけのカードだが、財布に入れるほどだったのである。大事にしまっておくよりも常に持っていたいという思いが裏目にでた。再発行には千円かかるがむしろ「再発行してくれるの?!」という気持ちが大きかったのでこの出費は痛くない。キャッシュカードの再発行にかかる千円のほうが高く感じる程だった。

 

その他のポイントカードはたいして額が入ってないものや個人情報を登録していないものだったので諦めることにする。サロンの予約カードや病院の診察券も入っていたが通院しているわけでもないので困らない気がした。

職場の鍵も入っていたがもう一つスペアキーを貰ったので事なきを得た。

一番不幸中の幸いだと感じたのは、現金を把握していなかったことだ。

常にカードで払っているため現金を使うことはほとんどなかった。小銭は別で持っていて財布のなかにお札の端が見えると「千円は確実にある」というスタンスで生活していた。最後に見た財布の中もお札は入っていたがいくらかまではわからない。だからこそ失くした額がわからないので余計なショックを受けずに済んだと思いたい。

 

新しい財布を買うにあたってもう一度前の財布と同じものを買おうかと思ったり、お財布ポシェットにしようかと思ったりしている。前の財布は灰色の革財布で、使った年月の分黒く進化していたのだ。一目ぼれして買ったのでかなり愛着はあった。

今回の事で一番びっくりしたのは「自分は財布をなくすような人間なんだ」ということだ。

ここまでやっておいてまだ自分事のように感じられない自分が怖いばかりである。

 

(追記)結局同じ財布を買った。あいつ、もともとはこんなに灰色だったんだ…月面みたいだなと思った。