やまぐろノート

記録的日記

女も女心を理解すべきかも

友人関係に関して申し訳ないと思っていることを、ここに書いて成仏しようと思う。

私は基本的に誰かを嫌う性格でもないし、誰かに嫌われるほど仲を深められない。

私の預かり知らぬところで嫌われていた場合はさておき、八方美人とまではいかないが当たり障りのない「なんの変哲もない」人間関係を築いてきたと思う。

そんな私が友人関係でやらかした2つのエピソード

 

小学校5年生の時に、Aちゃんと放課後遊ぶ約束をした後にBちゃんからも遊ぼうと誘われたことがあった。私とAちゃんとBちゃんは3人でも遊ぶくらいには仲が良かったので「3人で遊ぼう」と私が提案したら二人の間に険悪なムードが流れたことがある。

当時の私は「3人で遊んだらええやん」としか思っていなかったので3人で遊ぶ流れにしようとしたら、Aちゃんからこう言われたのだ。

「やまぐろって誰の敵でもないけど誰の味方でもないよね」

この言葉に衝撃を受けて何も返せなかった。そう言われてもなお、弁解や言い訳すら口にできない自分が情けなかった。怒りを込めて言い放ったAちゃんの味方でいることもできなかった。

結局2人は不機嫌になっていてどちらとも遊ばなかった。

中学校に上がるときにBちゃんは引っ越しをして別の中学校に通うことになった。

Aちゃんとは中学でも一緒だったが新しい環境に馴染めなかったのか入学してすぐに不登校になった。

最初の方は学校終わりにAちゃんの家に遊びに行ったりしていた。

しかしだんだんと疎遠になり、2年生になってからは一度も家に行かなくなっていた。

 

以来私の中でAちゃんの言葉がずっと胸に刺さっている。

小学生にして的確に私のどうしようもなさを表現した天才的な言葉。

大人になった今でも私の対人関係を表すなら「誰の敵でもないし誰の味方でもない」の言葉に尽きると思っている。

 

 

高校3年生の時に、一番仲の良かった友達がいた。

休日は私がバイトをしていたのでプライベートで遊んだことはないが学校ではいつも一緒だった。

私の友達の中では珍しい「女の子らしい女の子」だった。

髪型や身だしなみ、小物にも気を付け今振り返ってみると「あざと可愛い」の部類に入る子だった。

ふざけたり変顔もする子だったので話しやすかった。イケメンな彼氏と幸せに過ごして欲しいと思わず願っちゃうような子。当時彼氏はいなかったが。

「一緒にトイレ行こう」と言われて私が断ると不貞腐れたりする、そういう女の子な部分も持ち合わせていた。私はそういうところがめんどくせえとは思っていた。

 

高校を卒業して彼女は大学に進学、私は留学しようとフリーターになった。

彼女が大学1年の頃、同じ大学に行ってる幼馴染と共通の友達の家に泊まり、幼馴染の大学の送り迎えを私がすることになった。

ここで大事なのは高校の時の友達と幼馴染は全然知り合いでもなんでもないのである。

人間としてのタイプも相容れない感じなので「こいつ私の友達!」と紹介することもできないような2人である。

私は幼馴染が大学での講義が終わる時間より早めに大学に着き、高校の友達に連絡を入れた。

「友達を迎えに大学に来てて、ちょっとの間だけど会えそうだからまだ校内にいたら会おう!」

返事はすぐに来て高校卒業以来、半年ぶりに会うことになった。

私としては幼馴染の講義が終わるまでのつもりだった。

しかし彼女は私と会うなり「今お金ないからATMでお金おろしてきていい?」と言った。私は理解が追いついていなかったのでATMまでついていきお金をおろす様子をボケーっと見ていた。

お金をおろした彼女はにこにこ顔で私に「おまたせ~どこでご飯にする?」と聞いてきた。

そこでようやく彼女がとんでもない勘違いをしていることに気づいた。

あまりにもウキウキだったので私は慌てて、ちょっと会うだけのつもりだったと話した。

すると彼女の顔はみるみるうちに曇っていき、半年ぶりに会ったとは思えないほど不機嫌になっていた。これに関しては私は悪くないし幼馴染の迎えもあるので急遽時間を作ることもできなかった。

幼馴染から講義が終わったと連絡があり、私はそそくさと彼女と別れた。

その後LINEで「勘違いさせてごめん、今度こそ一緒にご飯行こう」と送ったあと相手からも勘違いしてごめんと返信があった。

しかし数日たってブロックされていた。

勘違いしたのは相手の方だが私のフォローの仕方も何か悪かったんじゃないかと思えてきた。もっと言葉をつくしてあげたらよかった。

高校の頃はあんなにべったりだったのに、この一件で縁まで切る!?と結構驚いた。

私に友達としての甲斐性がなかったのかもしれない。

今後偶然会ったとして、どう声をかけていいかわからない。

 

 

 

 

私は当たり障りのない人間関係を築いていたと思っていたが、案外そうではなかったのかもしれない。

圧倒的に女心がわかっていない。それによって関係が悪化していることがある。

ただ、今周りにいる友達は女心を分かって欲しいと態度に出すような人ではない。

類は友を呼ぶというように、同じような人間が集まっている。

それで私は充足しているので、女心はわからないままでもいい。

しかし相手を不機嫌にさせず波風立たせないようにする程度には、女心を理解しておいたほうがいいなとは思う。私はこの記事を書きながら「女心 わからない 女」で検索をかけた。特に成果は得られなかった。

 

今でもたまに思い出しては、「なんだかどうしようもないけど申し訳ないな」とは思っている。