やまぐろノート

記録的日記

ネットコミュニケーション

私がインターネットをやり始めたのは中学生の頃。

ネット上で誰かと友達になれることが楽しくてコミュニティサイトやチャットで友達を作ってアバターで会話したりブログにコメントをしたりしていた。

ネ友だけじゃ飽き足らずリア友にもコミュニティサイトをおすすめしてネットでも現実でもよく遊んでいた。

あの頃の私は放課後も休日もネットに入り浸っていた。

ネ友の誕生日、好きな漫画、好きな曲、よくいる時間帯を把握し、おすすめされた曲を聴いて私も好きな曲をおすすめしたり...

ついにはメールアドレスを交換したり本名を教えたりとかなりプライベートな関係になった。きっと今のネットだとこの辺りのハードルはもっと低いのかもしれないが。

しかし高校に上がってから私のネットライフは急激に変化した。

スマホを持つようになり、高校での新しい友達との会話に夢中になっていた。

コミュニティサイトにログインする頻度も月に一回から半年に一回、年に一回とだんだん疎遠になり、自然にネ友との会話もなくなっていった。

気づけばネ友は退会や数年ログインしない状態で全滅しており、私が一人だけ残された。

私は退会するにはいままでの会話ログやブログが消えることが惜しくて、たまにログインしては誰もいない事実を痛感するだけになっていた。

 

社会人になって、Twitterをやるようになった。

高校の頃に作った公式アカウントをフォローしているだけのアカウントを久しぶりに動かしてみた。

好きなアニメや日々起こった些細なことを呟いていくうちに、気持ち悪いことに気づいてしまった。

 

「このアカウントで趣味嗜好を呟くたびに、人格が形成されているようで嫌だな...」

この中に一人の人間がいて、思考しているんだという俯瞰した時の感覚。

 

きっと中学生の私が聞いたら「なんだこいつ」と思うだろう。

あんなに自分の趣味嗜好をさらけ出し友達いっぱいで毎日楽しい!!と思っていたのに

今ではTwitterで他人と関わりたくないと思っている。

しかし自分の思ったことを誰かに聞いて欲しいとは思う。反応はしないで欲しいが。

Twitterでは壁打ちアカウントを作り、ブログは記録用として他人と交流しない生き方をしてきた。なので呟く、フォローする或いはブログを書く以外の機能を使っていない。

 

しかしたまに、誰かと話していたくなる時がある。

こんなときネ友がいたら時間を気にせず話せるのになと思う。

そんな時は結局匿名でチャットや掲示板に逃げ込むのだ。

気を遣わなくていいし後腐れもない。

今ではこんな交流の仕方が心地よく感じている。